結論から言うと、この育児パッケージは北欧デザイン好きの方にはお勧め。ただし、ベビー服やベビー布団のラインナップが日本の気候に必ずしも合っていないので、万人向けではない。フィンランドは、このパッケージの中に新生児〜9ヶ月までに必要な製品が全て含まれていることを誇っている。しかし、日本の関東より暖かい地方に住む場合、活用頻度の低い物が入っていたり、このパッケージ以外にベビー服を買い足す必要が出てくると思う。
育児パッケージのお値段は、送料込で399ユーロ(=約53,500円)。それに加えて受け取り時に関税+手数料で4,900円がかかった。北欧デザインが大好きな私にとっては高くない買い物だが、同じものを日本の量販店で揃えれば、おそらく30,000円は超えないと思う。
ここから先は育児パッケージの内容を詳細に説明する。まず、郵便局が配達してくれた大きな段ボール箱を開封してみると、白い箱が登場。以前見た育児パッケージには素敵な模様が書いてあったので、無地で少し残念。
大きさは、幅73cm、奥行き45cm、高さ28cm。生後すぐ〜数ヶ月の間は、このボックスの中にベビー布団をセットして、クーハン(赤ちゃんのベッド)として使うことができる。
フタを開けてみると、ムーミンの柄の寝袋が目に飛び込んできた。
<ベビー服>
まずはベビー服をサイズ別に紹介する。このパッケージには、新生児〜9ヶ月までのベビー服が入っているとのことだが、日本人の赤ちゃんなら1歳まで着られるものも多い。
新生児〜生後2ヶ月頃(50cm)
ボディスーツ 2着(各50cm)
ロンパース(50cm)
ニット帽子(38cm)
ミトン、靴下(サイズ19-21、単位不明)
新生児用の肌着が少ない!5月生まれの娘の新生児時期は、コンビ肌着4枚を着回していた覚えがある。今回もコンビ肌着を購入するつもり。
3ヶ月〜5ヶ月頃の部屋着(58-62cm)
短肌着(60cm)
ボディースーツ 2着(60cm、62cm)
ロンパース 2着(58cm、60cm)
カバーオール(62cm)
レギンス 2着(各60cm)
足をすっぽり覆うタイプのベビー服が多い。東京では使いづらいので、足の部分を裁断し、長ズボンとしてリフォームするかもしれない。
3ヶ月〜9ヶ月頃の外出着(60-68cm)
ブーツ(フリーサイズ)
ズボン(62cm)
タイツ(62-68cm)
帽子 2個(60cm、62cm)
バラクラバ(顔全体を覆って目だけを出す帽子、62-68cm)
ミトン、靴下(サイズ不明)
さすがに冬物が充実している。バラクラバは、東京では使う機会がなさそう。。
6ヶ月〜1歳頃(68-74cm)
ズボン 2着(70cm、74cm)
ロンパース (68cm)
カバーオール(68cm)
ニットのカバーオール(70cm)
シェルジャケット(68cm)
服の素材の良し悪しについては、複数回洗濯して痛み具合を確認しないと真価はわからない。でも、触った感触だと西松屋やユニクロのような量販店よりは上、ファミリアのような高級ベビー服よりは劣るという印象を持った。ミキハウスと無印の中間ぐらいではないかと予想している。
<寝具>
寝袋
フィンランドでは、冬の昼間の時間帯に赤ちゃんをベビーカーに乗せて屋外で数時間、昼寝をさせる習慣がある。冬場の日照不足を避けるための知恵なのだろう。そういった習慣や厚みを考慮すると、この寝袋はおそらく屋外での使用を想定している。しかし、東京ではこれだけ厚手の寝袋を活用する機会は限られそうだ。
ベビー布団一式
マットレス、シーツ、防水シート
掛け布団、掛け布団カバー
これら一式をボックスにセットすれば、クーハン(赤ちゃんのベッド)が出来上がる。
<食事、入浴、衛生用品>
バスタオル、温度計、ヘアブラシ、歯ブラシ、爪切り
食事用エプロン、スタイ(よだれかけ)、ガーゼ
紙オムツ
バスタオルは、三角布部分で赤ちゃんの頭を覆う。
ガーゼは、赤ちゃんがミルクを吐き戻したとき、拭うのに使う。
小さなスタイが1枚。赤ちゃんによっては よだれがたくさん出るので、買い足しが必要。
<両親のための衛生用品>
産褥パッド、母乳パッド、コンドーム
結構辛辣な記事になってしまったが、育児パッケージは昨年8月からずっと憧れていた商品だった。たまたま妊娠のタイミングが合い、憧れの商品を無事に入手できたことはとても感慨深い。育児パッケージのように、赤ちゃんを支援する姿勢はぜひ日本でも取り入れてもらいたい。
<育児パッケージ関連リンク>
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