2015年7月7日火曜日

第1子出産の記録

明後日から臨月、来週から正産期(出産しても問題ない時期)に突入する。その前に、2012年5月に第1子を出産したときの記録を見返してみる。

第1子はそもそも計画無痛分娩で出産する予定だった。当初より無痛分娩を希望していたが、第1子の産院は夜間と休日は無痛対応しておらず、無痛分娩希望者は計画分娩(陣痛誘発をして人工的に陣痛をつける方法)にするのが通常だった。(産院によっては24時間無痛対応をしており、自然に陣痛が始まってから無痛分娩を行うところもある)計画分娩の日については、胎児の様子を見ながら37w6dの健診の際、39w3dに決定した。

しかし、実際には計画日よりも前に陣痛がついてしまい、38w2dで普通分娩での出産となった。以下、出産日前日〜出産日当日の様子。

<38w1d 分娩前日>
明け方4時頃に中途覚醒。妊娠中は足がつったり、頻尿になるので中途覚醒自体は珍しくない。いつもと違っていたのは、腰痛で何度か目が覚めたことだった。起床後も1時間に1回程度の腰痛があり、それまであまり使用していなかったトコちゃんベルトを着用して夫と一緒に車で外出した。リサイクルショップで不要品を売り、帰宅。

帰宅後におしるしを確認。粘度の高い大量のオリモノの中に鮮血が混じっていた。おしるしから分娩までの期間は人それぞれで、半日〜1週間と幅がある。計画日よりも前に分娩になる可能性に気づき、慌てて陣痛中の呼吸法のCDを聴き、お産入院の荷物を完成させ、産後にレンタルするベビー用品リストを見直した。
23時頃に就寝するが、腰痛が酷くて眠れる気がしなかった。

<38w2d 分娩当日>
★分娩第1期:陣痛10分間隔〜子宮口全開(10cm)まで
深夜2時近く、腰痛が10分間隔になる。陣痛はお腹のハリだと聞いていたので、不審に思いながらも産院に電話。産院からは、陣痛でなく他の疾患である可能性、又は前駆陣痛の可能性があるということで自宅待機するように言われた。腰痛緩和のために入浴したがあまり改善されない。リビングのソファーで痛みに耐える。この時は痛みで気づかなかったが、ソファーの上で破水していた。(退院後にソファーを確認したら羊水らしき染みがあった)

早朝4時頃、腰痛がますます悪化。激痛のために叫んでいたら夫が気づいて起きて来た。改めて産院に電話をしたところ、来院するように言われる。

早朝5時に夫の運転する車で産院着。内診の結果、子宮口が4cm開いており、破水もしていることがわかった。この日は分娩が多かったためか、陣痛室ではなく分娩室に案内された。
この時点では、助産師さんから本日昼〜夕方頃に出産になると言われた。この日は日曜日。無痛のできる産科医が出勤しない日で、普通分娩になることが確定した。もともと無痛分娩のつもりだったので、陣痛に対する心構えが全くできていなかった。予想以上の痛みにひたすら叫び続けていたら、体力がもたないから叫ぶのをやめるよう忠告された。陣痛を緩和させる呼吸法を教わったが、全く実践できなかった。
せめて和痛分娩(筋肉注射の麻酔で陣痛を緩和する方法)にしてもらえないか助産師に聞いたところ、「よい陣痛が来ているから」というよくわからない理由で断られた。(つい最近知ったのだが、分娩がある程度進んでから和痛の注射をすると胎児の心拍が下がることがあり、推奨されていない。この時点で子宮口が6cmだったので、和痛は無理だと助産師は判断したのだと今では思う。)

朝6時台、多少は痛みに慣れてきて、陣痛と陣痛の合間にマイクロスリープを数回取る事ができた。でも、陣痛中は相変わらず絶叫状態。これがあと半日も続くのかと思い絶望した。

★分娩第2期:赤ちゃん誕生まで
朝7時頃、分娩台の角度が変わり、「いきんでみましょう」と言われた。それで、予想よりお産の進行が早く、そろそろ産まれることを察した。助産師の指示に従って、陣痛の波に合わせて数回いきんだが、産まれる気配がない。
ふと足下を見ると、初めて見る女医さんと助産師/看護士らしき人達が数名いた。女医の指示で2回いきんだとあと、「2回目の呼吸を長くする」ように言われた。その次の陣痛の波で娘が誕生。7時半頃だった。生まれたての娘を胸の上に置いてもらったが、疲労困憊していてよく見えなかった。生臭い匂いを感じて「独特の匂いがしますね」と言った記憶がある。

★分娩第3〜4期:胎盤が出る〜産後2時間まで
娘が別室で処置されている間、胎盤と会陰の処置。陣痛で気づかなかったが、会陰切開を2度行ったそうだ。出産時の出血が多く、しばらく意識が朦朧としていた。分娩後、最初にお手洗いにいった時に貧血で意識を失った。


結果的には、陣痛10分間隔〜出産まで7時間半の安産だった。記録を見返してみて思うのは、お産の進行度合いをもう少し助産師さんが案内してくれればなぁということ。立ち会った夫は、てっきり昼以降に産まれるものだと思って行動していた。さて、第2子はどんなお産になることやら。