2015年2月28日土曜日

マドレボニータのにんぷクラスに参加してみた

2月14日、21日、28日にマドレボニータにんぷクラスに参加してきた。全3回、各回2時間のクラスで、最初の1時間でバランスボールを使ったエアロビクスのようなエクササイズ、後半1時間で他の参加者とのワークショップを行う。にんぷクラスの場合、妊娠12週〜臨月まで参加することができる。このクラスに参加しようと思ったきっかけは、2児の母である会社の同僚の口コミだ。

以下、参加してよかったこと。

体調がすっごくよい
第1子妊娠中も大きな不調なく、臨月にウォーキングができるぐらい元気な妊婦ではあった。でも第1子妊娠時に比べても体調がよい。妊娠中は心肺機能に負荷がかかるので息が切れることが多いが、教室に通ってから息切れが比較的少なくなった。また、妊娠中によくある便秘症状も解消した。

頭がスッキリする
妊娠前は定期的にジムに通っていた。その一番の理由は適度に運動すると頭がスッキリして仕事の能率が上がるからだった。妊娠後はジムに通うことができず、頭がぼーっとしていることが多かった。でも教室で1時間みっちり運動すると、ジムに行っていた頃のような爽快感がある。

プレママの友人ができる
参加者のうち希望する人たちとお昼ご飯をご一緒させてもらった。妊娠中の悩みを共有することができて、初産の妊婦さんならばだいぶ不安が解消できるのではないかと思う。今日は教室の最終回。最後に連絡先を交換してお別れした。これからもお付き合いを続けることができたらいいな。

以下、参加するときに大変だったこと。

参加費が高額
3回のコースで12,000円で、1時間当たり2,000円になる。決して安い金額でなく、信頼のおける人の口コミでなければ参加しなかったと思う。

開始時間が早い
今回参加した教室は、毎週土曜日の10:00からスタートで少し朝早い。休日の疲れた朝に、娘の面倒を見ながら平日にできなかった家事をこなしていると、なかなかこの時間に教室に行くのは大変だ。この点、早く家を出るのに協力してくれた夫に感謝している。

エクササイズについていけない
これは私個人の事情だが、運動音痴、リズム音痴で、ジムに通っていた頃にもエアロビの教室は頑に避けていた。そのため、インストラクターの動きについていくのが結構大変だった。他の参加者はそれなりにこなせている方が多かったので、普通の運動神経ならば心配する必要はないと思う。

教室に参加後の体調の良さ、気持ちの上向き加減が忘れられず、また参加するかもしれない。会社の同僚からは吉祥寺教室が人気だと聞いた。ただ、吉祥寺だと平日開催のクラスしかない。そこで、産休に入ってから参加してみようかと検討している。

2015年2月26日木曜日

フィンランドの育児パッケージを日本で購入する方法

以前このブログで、フィンランドの育児パッケージをご紹介した。その続報があり、こちらのニュース記事「マタニティーパッケージと安眠をフィンランドから世界中の赤ちゃんに!Finnish Baby Box」によると育児パッケージをフィンランド国外から購入することが可能になった。

価格は送料込みで、399ユーロ(=約5万3500円)。先日フィンランドの育児パッケージ展に行き、育児パッケージの実物を見たときには、ベビー服の充実度合いから考えて送料込みで7万円近くなると想定した。つまり、私の予想よりはだいぶ安い価格で販売されている。購入を迷っているうちに、2月18日から売切れになってしまって、いつ再入荷されるかヤキモキした。そして2月26日の今朝、育児パッケージの販売サイトをチェックしたら、商品が再入荷したようで購入可能になっていた。

育児パッケージのフィンランド国外への販売は、ベンチャー企業が昨年秋から行っている。販売を開始してまだ歴史が浅いこと、それから育児パッケージが頻繁にマスコミに取り上げられ知名度が上がっていることを考えると、いつまた品切れになるかわからない。そこで、思い切って育児パッケージを本日購入した。

ところで、Twitterの私のフォロワーさんの中には、育児パッケージを買いたいと思っているものの、海外サイトから英語で買い物することが難しいと感じている方もいるようだ。そこで、育児パッケージを購入する手順を写真を使って詳細にご紹介したい。

1. PayPalアカウント作成
PayPalとは電子決済システムで、米国のオークションサイトでよく使われている。その他、欧米のショッピングサイトでは対応しているところが多い。育児パッケージの販売サイトでも導入されており、手続きが簡単になるので、もしPayPalアカウントをお持ちでなければ作成をお勧めしたい。PayPalは日本語サイトを持っているので、日本語でアカウントを作ることができる。アカウントに登録する名前や住所も日本語で問題ない。

PayPalアカウントの作成方法は以下を参照。
 ショッピング向けアカウントの登録方法(PayPal公式サイト)
  
2. 商品を選択
PayPalのアカウント作成が完了したら、いよいよフィンランド育児パッケージの販売サイトFINNISH BABY BOXhttp://finnishbabybox.co/)へ。

(1) 最初に登場するページ中央の「GET YOURS」の赤いボタンをクリック

以下はクリック後の画面

(2) プルダウンで商品の種類を選択
現在、育児パッケージは以下の2種類が販売されている。
 cold climate:フィンランド同様、冬の外気が5℃以下になる地域向け
 mild climate:冬の外気が5℃を下らない、暖かい地域向け

商品の種類は初期設定では「I trust you know what's best for me」となっており、つまり「お任せ」である。この英文の記載をクリックすると、以下の写真のようにcold climate又はmild climateがプルダウンで選択できる。

3. 商品代金の決済
商品の種類の選択が終わったら、決済の手続きへ。

(1) 「ADD TO CART」の赤いボタンをクリック

(2) FacebookやTwitterに投稿するとオモチャのおまけがもらえる!
SNSへの投稿が不要な方は、 一番下の「No Thanks」のリンクを選択

SNSへの投稿が終了、又はNo Thanksをクリックすると、以下の写真の通り(1)の画面に戻る

(3) 「CHECKOUT」の赤いボタンをクリック

(4) 画面上部の「Checkout with: PayPal」の「PayPal」部分をクリック

(5) PayPalの画面の一番下にある「Log in to PayPal」リンクをクリック

(6) PayPalに登録したメールアドレスとパスワードを入力

(7) 「今すぐ支払う」をクリック
これでようやく決済が完了。

4. 電話番号を入力
ここから先は聞いた話なので、スクリーンショットの写真はない。PayPalで決済後に、育児パッケージの販売サイトに自動的に戻り、電話番号の入力が要求される。そこで、海外から日本に国際電話をかけるときの電話番号を説明する。

日本の国番号は81なので、81+(市街局番の1桁目を除いた番号)が国際電話番号となる。例えば、東京の固定電話の場合は以下のようになる。
 81 3-xxxx-xxxx
また、090で始まる携帯電話であれば、以下のようになる。
 81 90-xxxx-xxxx

電話番号の入力が完了したら、購入手続きは完了。あとは販売者が商品を出荷するのを待つのみ。

5. 育児パッケージの受け取り
これも聞いた話だが、育児パッケージが無事出荷され、自宅で受け取るときに関税を支払う必要がある。具体的には、関税4200円+手数料200円を配達の方に手渡すそうだ。

以上で育児パッケージの購入〜受取が完了する。

多くの育児パッケージが日本に届くことを願ってこの記事を書いた。Twitterでの私の投稿をきっかけに、2人のフォロワーさんが既に育児パッケージを購入してくれた。第2子出産後、うちの子とお揃いのベビー服を着た赤ちゃん、それからそのママとお会いできたらいいな。

2015年2月23日月曜日

パンを焼いてみた

先日の記事に書いたとおり、子供の忍耐力を養うにはお菓子作りがよいと本で知った。娘はまだ2歳で、料理を手伝える年齢ではない。それでも電気とエアコンを消し、ドアを閉めるなど簡単な動作なら毎日手伝ってくれる。料理を手伝えるようになるのもそう遠い将来ではなく、そのとき一緒にお菓子づくりができたら楽しそうだ。

しかし、料理嫌いを自認する私にとって、お菓子作りはハードルが高い。そこで、お菓子よりは単純そうで、かつ実益のあるパン作りに挑戦してみた。参照したレシピはこちら。

中古価格
¥200から
(2015/2/23 22:12時点)


この本には、特別な材料や道具を使わずに、小麦、イースト、砂糖、塩、バターだけでパンを作る方法が掲載されている。今後もパン作りを継続するか不明で、試しにちょっと作ってみたい私にはぴったりだった。

そんな経緯で、生まれて初めて自力でパンを作った。所用時間は2時間。パン生地を発酵させる時間やオーブンの余熱の時間などを除き、実際に作業していた時間は40分程度。慣れてくればもっと短くてすむと思う。


味は初めてにしてはまずまず。やはりできたてのパンは美味しく、娘には好評だった。ただ、パン生地の一部が過発酵してしまい、表面がボコボコしているパンもある。。

これにこりず、先週末に2度目のパン作りに挑戦。料理が得意な実母のアドバイスに従い、過発酵を防止するために低温発酵を試してみた。低温発酵の方法は簡単で、パン生地の材料を混ぜた後、冷蔵庫で一晩寝かせて低温で長時間かけて発酵させる。

そして、出来上がったのがこちら。

先週よりは見た目はマシ。でも味がプレーンすぎてイマイチものたりない。凝り性なので、また別のレシピでパン作りに挑戦するかもしれない。

2015年2月12日木曜日

『フランスの子どもは夜泣きをしない パリ発「子育て」の秘密』

ずっと昔、このWebニュースMAMApicks : 米国ハイスペック母が思想的転向を迫られた「フランス流子育て」とは?を見てから『French Children Don't Throw Food』という英文の書籍が気になっていた。昨年、書店で邦訳を見つけたので購入し、最近読み終わった。



新品価格

¥1,620から

(2014/12/22 22:35時点)



著者は米国人のライターで、英国人の夫と3人の子供と共にパリに住んでいる。本書は第1子妊娠から下の子がクレイッシュ(保育園)に入園後までの育児体験を描いている。

本書を読んでいると、子育てに絶対の正解は存在しないことを痛感する。アメリカとフランスでさえ育児の常識が全く異なる。本書によれば、英米式の育児法は四六時中子供に注目し、子供の要求に応え続ける。一方、フランス式の場合、主導権は親にあり、待つ習慣を子供に身につけさせることが親の義務だと考えている。

英米式の育児の方が日本の育児の常識に近いように感じた。本書に出てくるフランス式育児のうち、日本でも取り入れられそうな内容を書き出してみる。

夜中に乳児が目を覚ましても、すぐにあやさずちょっと待つ(第三章)
本書の邦題にもなっている乳児の夜泣き防止のためのテクニック。ちょっと待つ理由だが、赤ちゃんには二時間の睡眠サイクルがあり、その谷間に目を覚ます。ここで親があやしてしまうと、赤ちゃんが睡眠サイクルを自力でつなげる学習が妨げられる。 待つ時間は人によるが5-10分という例が出ていた。

子供が待つ機会をたくさんつくる(第四章)
待つことが上手な子供は欲しいものから注意を反らせるのことができる。ただし、このテクニックをわざわざ親が教える必要はない。たいていのフランス人は子供に待つことを学習する機会をたくさん与えているだけだ。
お菓子作りはきちんと計量したり材料を並べたりするため、忍耐力を学ぶ絶好のチャンス。

少量でもなるべく多くの食材を食べさせる(第九章)
子供にはなるべく大人と同じメニューの食事を食べさせる。一口でも構わないので、全ての料理を必ず口にさせる。そうして様々な食材の味を覚えてもらう。その結果、フランスでは子供が大人と同じ料理を食べるので、レストランにはアメリカのようなハンバーガーにチキンナゲットというようなキッズメニューは存在しない。

最終章は、著者と夫と3人の子供がレストランでフルコースを食べる場面で終わる。著者が苦労しながらもフランス流育児に取り組み、一定の成果を上げたことを象徴している。未就学児を抱えてレストランで食事をすること、これがどれだけ難しいか子供を持つ方ならみな共感してもらえるのはないだろうか。

ところで、私は料理が大の苦手で、うちでの食事の仕度はもっぱら夫の担当だ。それでも本書を読み、子供と一緒にお菓子作りをしてみたくなった。手始めに今週末に簡単なレシピでパンを作ってみようと思う。

2015年2月3日火曜日

フィンランドの育児パッケージ展

1月最後の週末にフィンランドの育児パッケージ展に行ってきた。

フィンランドの育児パッケージについては、昨年8月にBBCニュース(英文)で知った。フィンランドの妊娠した女性が、無償で受け取ること可能で、その充実した内容と、ベビー服のセンスの良さが強く印象に残った。何よりも社会全体で赤ちゃんを歓迎する体制が整っていることが羨ましい。

実際に展示会を訪れた感想だが、想定していたよりずっと小規模なもので、期待が大きかったためか少々がっかり。




パッケージの中身が展示してある他には、在日フィンランド大使館の職員の方がパッケージを解説したVTR、フィンランドの育児支援について解説したパネルが数枚で、説明員は不在だった。このパッケージをフィンランド国外に輸出する話(英文)がある。説明員にぜひとも進捗を聞きたかったで、その点を残念に感じた。

実物を見た感想だが、思っていたよりはベビー服の素材が良くなかった。実用性は十分すぎるほどだし、安価で入手できるのであればぜひ使いたい。しかし、フィンランドの物価の高さや輸送費など鑑みて、日本に輸入するのであればたぶんよいお値段になるだろう。その場合、ベビー服を日本の量販店で購入する方が合理的だ。

でも、この育児パッケージの思想が素晴らしいのは疑いようがない。いつか日本でも類似の制度が導入されるといいな。